Qualcomm(クアルコム)独自の技術

モバイルバッテリーを購入される前に、是非ともこの記事を参考になさってください。

  • QC1.0(旧式)
  • QC2.0(旧式)
  • QC3.0(2018年現在)
  • QC4.0(開発中)

スマホやタブレットを急速充電するための規格として、上記のような「QCシリーズ」というものがあります。

モバイルバッテリーや充電器などのパッケージにも、「QC3.0対応」などの表記があるので確認してください。

このQCシリーズですが、Qualcomm(クアルコム)という会社が独自に開発したものです。

正式には「Quick Charge(クイックチャージ)」ですが、略して「QC(キューシー)」と呼んでいます。

最近では「急速充電」が流行っていますが、QCシリーズは「高速充電」という位置づけで表現されることが多いです。

理由については以下で説明しますが、これを機に「QC」について興味を持って頂けたらと思います。

高速充電という位置付け

先ずは「急速充電の定義」についてですが、少し曖昧で、通常充電(1A以下)よりも高い電流値とされています。

時代と共に高くなっており、ここ最近の急速充電は、電圧5V/電流2A~2.4Aくらいが主流のようです。

実はQC1.0の規格も電圧5V/電流2Aとなっており、「急速充電」という位置づけになります。

ところがQC2.0の規格では、5V/2A、9V/12V、2A/1.67Aというように、段階的に電圧/電流が変動するようになりました。

少しだけわかりやすくするために、電気的な話で「電圧×電流=電力」という公式を覚えていますか?

急速充電もこれが指標とされ、5V×2A=10Wという数値が算出されます。

同様にQC2.0で計算すると、9V×2A=18Wという数値が算出されます。

QC3.0はQC2.0よりも性能的に上がっているのですが、最大出力という意味ではQC2.0と同じ18Wとなっています。

10Wと18Wという数値的にも、急速充電と高速充電という位置分けがなされています。

さらにわかりやすくするために、今度は時間的に説明します。

スマホを急速充電の10Wで充電した場合と、高速充電の18Wで充電した場合の時間を測定します。

一概には言えませんが、高速充電は急速充電の約半分の時間でフル充電が完了します。

これで、高速充電がどれほど早いのかが理解して頂けたと思います。

QC対応を確認しよう!

高速充電と急速充電を比較すれば、もちろん高速充電が良いに決まっています。

充電器もモバイルバッテリーも全て、今現在のQC3.0で良いと思いませんか?

ところがQCシリーズには制約があって、QCシリーズに対応したスマホやタブレットしか高速充電しません。

つまり、充電する側も充電される側も “QC対応” である必要があります。

Iphoneだとわかりやすいのですが、QC対応の充電器やモバイルバッテリーでは高速充電されません。

それは、Apple全製品がQCに対応していないからです。

厳密に言うと、QC1.0~QC3.0に対応していないからです。

※QC4.0ではIphone8、iPhoneXに対応して高速充電する可能性があります。

QCシリーズは今までアンドロイドスマホにしか対応しておらず、アンドロイドスマホの中でもQCシリーズに非対応のものがあります。

QC3.0やQC2.0の高速充電を行うためには、充電器側とスマホ側がQC対応しているかを確認する必要がありますので注意してください。