最大100W(ワット)の電力供給

iPhone8やiPhoneXの登場で、『PD』という言葉が注目を浴びるようになりました。

これは「Power Delivery(パワーデリバリー)」の略称であり、USB給電規格の1つであり現在では最新技術になります。

PDの特徴を一言で述べるなら、最大100Wの電力を供給可能な高速充電です。

スマホの充電速度で言えば、”通常充電” よりも早く充電するのが “急速充電”、”急速充電” よりもさらに早く充電するのが “高速充電” という感じになります。

最大100Wの電力供給と書きましたが、あくまでも最大であってスマホなどの小型機器ではそこまでの給電はしません。

iPhone Xを純正61Wアダプター&ケーブルで測定したところ、簡易チェッカーでは18W前後が最大という結果になりました。

※もしかすると一段階上(36W)になるかもしれませんが、ネット上を探しても36Wは見当たりませんでした。

PDのレビジョン

PDの開発において、”USB Power Delivery 1.0″ → “USB Power Delivery 2.0” → “USB Power Delivery 3.0” と進化がありました。

これをレビジョン(Revision)といいますが、それぞれをRevision1.0、Revision2.0、Revision3.0と表記します。

Revision1.0では5V/12V/20Vの3段階を定義しましたが、Revision2.0やRevision3.0では5V/9V/15V/20Vの4段階を定義しました。

つまりPDの中でも、2つの電圧パターンが存在するということになります。

だから何だ?と思われるかもしれませんが、モバイルバッテリーを選ぶ際には重要になりますので覚えておいてください。

これはスマホとモバイルバッテリーでPDのレビジョンが違った場合ですが、12V対応と9Vor15V対応で相違する可能性が出てきます。

保護機能によって適切な電圧になるとは思いますが、なるべく危険な使用は避けたいので注意しておきましょう。

PDのレビジョンを説明表記しているところは皆無なので、出力・入力の電圧をきちんと確認することが大事です。

Type-CはPDではありません

あまり説明を長くするとややこしくなりますので、『Type-C』と『PD』は同じではないと覚えておいてください。

Type-Cはコネクタ、PDは高速充電のことくらいに思っていても大丈夫です。

厳密にはこれも違うのですが、色々と混同してしまうよりもそう覚えておいた方が良いと思います。