バッテリーは劣化する

モバイルバッテリーは繰り返して使うことができますが、それは永遠とういうわけではありません。

モバイルバッテリーにも寿命があり、「充電が遅くなった」とか「充電されなくなった」とう現象が起こります。

スマホなどでも同じようなことが起こりますが、モバイルバッテリー内部にあるバッテリーの仕組みも同じだからです。

原因はバッテリーの劣化によるもので、これはリチウムイオン二次電池の特性なのでどうしようもありません。

バッテリー劣化の主な要因は充放電の繰り返しですが、熱や負荷がかかると劣化が加速するので注意してください。

寿命はどのくらい?

モバイルバッテリーにも寿命があることはわかりましたが、それがどのくらいの期間なのかが気になるところです。

2年?5年?といった具体的な期間を言いたいところではありますが、人それぞれの使い方によってその期間は大きく違います。

1年で寿命になりましたという人もいれば、3年経っても使えてますという人もいます。

これにはきちんと理由があって、モバイルバッテリーの寿命は「充放電の回数」で決まっているからなんです。

メーカーによって違いますが、「繰返し充電回数」とか「充電サイクル回数」といった表記がその回数です。

一般的には500回ですが、パナソニックのモバイルバッテリーには2000回というのもあります。

仮に500回を単純計算すれば、1日1回のペースで1年半くらいですし、2日に1回ペースならば3年ということになります。

以上のように、モバイルバッテリーの寿命は使用頻度(充放電)によって大きく左右されます。

充放電のカウント方法

メーカーによって表記が違いますので、ここではモバイルバッテリーの充放電の回数を”充電回数”と記します。

多くのモバイルバッテリーは充電回数が500回となっていますが、例えば以下の4つのパターンはどれも1回とカウントされるのでしょか?

  1. バッテリーを使い切ってからフル充電した(0% → 100%)
  2. バッテリーの残りが1/4からフル充電した(25% → 100%)
  3. バッテリーの残りが半分からフル充電した(50% → 100%)
  4. バッテリーの残りが3/4からフル充電した(75% → 100%)

※モバイルバッテリーの残量を4つのランプで表示しているタイプを例題にしています。

正解は、合計で100%分の充放電をしたときに1回とカウントされます

上記のパターンは、こういうことになります。

  1. 0% → 100% =1回
  2. 25% → 100% =0.75回
  3. 50% → 100% =0.5回
  4. 75% → 100% = 0.25回

500回を超えたらどうなる?

それでは、仮に充電回数が500回に達したとしましょう。

501回目からは使えなくなのか?という疑問がわきますが、実際にはその後も放充電を繰り返すことが可能です。

もしかすると600回とか700回くらいまでいけるかもしれません…

この『500回』は適当ではなく、規格に基づいてメーカーがある程度の自信を持って出した数字です。

これはJIS規格における、測定した放電容量が定格容量の60%未満になるまでのサイクル数という定義です。

言い換えれば、充電回数が500回に達すると購入時の6割未満の性能ということになります。

なので性能の問題であって、厳密に言えば使えなくなるというわけではありません。

ただしメーカーが500回と謳っているので、メーカーも「それ以上は保証出来ません」という意味にもなります。

モバイルバッテリーは危険物なので、オカシイと感じたら使わないのが身のためです。