「mAh」とは?

こちらはモバイルバッテリーで大ヒットした、ダンボーシリーズという商品の説明画像です。

“10050mAh” “10400mAh”といった表記がありますが、パッケージや本体にはこのような記載があります。

これはモバイルバッテリーの容量を表すもので、『mAh(ミリアンペアアワー)』という単位を使うのが一般的です。

「1時間に放電する電流量」を意味する単位ですが、(スマホやタブレットなど)バッテリー内蔵機器全般に同じ単位が使われています。

実質的な容量は違う!

長文になってしまいますが、とても重要なことなので説明しておきます。

容量が10000mAhのモバイルバッテリーを例にします。

iPhone7のバッテリー容量は1960mAhなので、単純計算(10000mAh÷1960mAh)で5回はフル充電することができそうですよね。

ところが実際には、5回もフル充電することはありません。

凄く難しい話になりますが、モバイルバッテリーやスマホに内蔵されているリチウム電池の定格電圧は3.7Vです。

ところが、モバイルバッテリーとスマホを繋ぐUSBの定格電圧は5Vとなっています。

3.7Vと5Vで差がありますので、モバイルバッテリー内部で3.7Vを5Vに変換(昇圧)して送り、スマホ内部で受け取った5Vを3.7Vに変換(降圧)しているという流れになります。

(※保護機能の働きによって2.5V~4.2Vとなりますが、今回は公称電圧の3.7Vにて記しています。)

そしてこの電圧変換の影響によって、電流が2~4割程度ロス(変換ロス)されることになります。

つまり10000mAhのモバイルバッテリーであれば、変換ロスによって実質的には6000~8000mAh程度しか電気を送れないということになります。

(※「2~4割」という大きな幅がありますが、メーカーや製品によって変換ロスが違ってくるためです。)

先ほどのiPhone7に当てはめて、もう一度計算してみます。

モバイルバッテリーの実質容量を仮に7000mAhとすれば、7000÷1960なので3回のフル充電ということになります。

実質容量を仮に8000mAhとしても、8000÷1960なので4回のフル充電ということになります。

難しい説明になってしまいましたが、参考までに覚えておいてください。